研究室紹介

研究の概要

現在、IoTやAIの技術を用いた第4次産業革命の時代が到来しようとしています。一方で、SDGsやシェアリングエコノミーが世界的規模で注目されており、これまでのような大量生産・大量消費型の社会は崩壊しつつあります。このような状況において、物質的なものを表すフィジカル空間からその情報を吸い上げてサイバー空間で同質のものを造り上げるサイバー・フィジカル・システムを構築する動きが活発になっています。

この研究室では、このサイバー空間におけるデータに基づいて、数理最適化手法や進化型計算手法を用いた最適化戦略を構築し、それをフィジカル空間にフィードバックすることを研究のターゲットとしています。

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教員紹介

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私はこれまで生産システムの設計・運用における最適化の研究に取り組んできました。現在は主に、動的環境における生産スケジューリングやサプライチェーンマネジメントなどの研究に従事しています。20世紀初頭の大量生産の時代は、「最適性」が生産システムに求められました。また、20世紀末の多品種少量生産の時代には、「柔軟性」が必要とされました。21世紀では、最適性と柔軟性を兼ね備えた「適応性」がキーワードの一つになると考え、次世代生産システムとして「高度変動適応型生産システム」の構築を目指しています。

経歴:1992年大阪大学工学部電子制御機械工学科卒業、1994年大阪大学大学院工学研究科電子制御機械工学専攻博士前期課程修了、1995年同博士後期課程中退、1995年4月から大阪府立大学工学部機械システム工学科助手、講師、准教授、教授を経て、2018年4月から早稲田大学創造理工学部教授。

創造人,Vol.26 (2019) [PDF]


研究室の雰囲気

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夏と秋には合宿に行きます。