1.スマートファクトリー(Smart Factory)

スマートファクトリーグループでは、予測できない外乱の発生に対して、より良い計画へ迅速に改善する自律型生産マネジメント手法として、リアクティブスケジューリング(reactive scheduling)という手法を開発しています。将来的に機械の知能化が進めば、よりインタラクティブなものづくり環境を構築できると考えています。
2.次世代セル生産システム(Human-oriented Cellulart Manufacturing System)

次世代セル生産システムグループでは、作業者の生体情報に基づいてQOL(Quality of Life)を考慮した人間機械協調型の生産システムを構築したいと考えています。具体的には、作業者の心拍変動や脳波などの生体情報を計測し、解析することで作業者の学習や疲労の程度をはかり、生産能力の変化を予測かつ制御することを考えています。
3.グリーンサプライチェーン(Green Supply Chain)

グリーンサプライチェーングループでは、環境問題と経済性とのトレードオフを解消するサプライチェーン戦略の構築を目指しています。現在は、製造や物流における二酸化炭素排出量の削減と利益の最大化や、リユース部品の積極的な再利用による経済的優位性の向上に関する研究に取り組んでいます。また、災害時の回復力に関するサプライチェーンレジリエンスの研究にも取り組んでいます。
4.サイバーマルシェ(Cyber Marche)

サイバーマルシェグループでは地魚という不揃いのモノを適切に販売するためのローカルな電子市場と流通形態の構築について研究しています。サイバーマルシェの目標は、経済的なスモールサプライチェーンの確立です。フードロス問題や買い物難民問題を解決する方法のひとつとして、ローカルに限定した生鮮食料品の販売と物流の方法を開発し、地域経済を豊かにしたいと考えています。